ブルージェイズがNYで17連敗 勝てないのは“映像”のせい!?

川崎は「日本人の先輩たちにやられた」

 ブルージェイズは25日(日本時間26日)、敵地のニューヨークで行われたヤンキース戦で4-6と逆転負けし、連勝を3で止めた。これでヤンキースタジアムでは2012から17連敗となった。

「何故この球場ではこんなに勝てないのか」。ブルージェイズの誰もが頭をかく中、ギボンズ監督は悪い流れを断ち切るため、この日の試合前の打撃練習を中止した。地元紙トロント・スターによると、同監督は「スコアボードに流されるプロパガンンダ、Yankeeographyを見ないようにするためだ」と説明した。

 ヤンキースは通常、相手の打撃練習中に球団の歴史的な出来事をまとめた映像を大型スクリーンで流している。ギボンズ監督はこの映像が選手に余計な重圧を与えると理由をつけ、急きょ室内練習に変更したのだった。

 序盤は4番バティスタの2打席連続本塁打などでリードを奪ったが、3回裏にヤンキースのイチローに逆転3ランを浴びるなど競り負け、結局、げん担ぎは不発に終わった。

 とにかくニューヨークで勝てないブルージェイズ。リベラコーチはチームにラテン系の選手が多く所属することを取り上げ、「ニューヨークには多くのファミリーがいるから、集中力を奪われやすい」と大都会の環境を理由に挙げた。三塁で出場し、1安打を放った川崎はというと、「日本人の先輩たちにやられた」。投打で勝利に導いたヤンキースの日本人コンビの活躍に脱帽していた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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