「健康を疑問視された」前田がド軍牽引 前半戦で“評価”一変「馬並みの強さ」
怪我人続出のド軍で8勝6敗&防御率2.95と奮闘、地元メディア「理想的な健康体」
10日(日本時間11日)に本拠地でのパドレス戦で7回13奪三振1失点の快投を披露し、前半戦を締めくくったドジャース前田健太投手。自己最多となる13Kの奪三振ショーに加え、無四球で2安打1失点に抑える抜群の制球力を見せつけて、チームを3連勝へと導いた。
ナ・リーグ西地区2位につけながら、前半戦のドジャースは相次ぐ怪我に悩まされた。外野手イーシアは右脚を骨折、左腕アンダーソンは腰の手術を受け、左腕ウッドは左ひじの違和感、さらにエース左腕カーショーは軽度の椎間板ヘルニアを患い、外野手ピーダーソンも肩に張りを訴えている。こんなチーム状況ながら前半戦を3連勝で締めくくったチームについて、ESPN公式サイトでは「前半を連勝で締めたドジャースに痛みなし」と題した記事で特集している。
記事では、前半最終日となった10日パドレス戦で、前田が快投を披露してもたらした勝利を「象徴的」と表現。「前田はオフシーズンに健康を疑問視された張本人で、インセンティブ重視の契約に切り替えられたほどだった」という事実を指摘。前半戦を8勝6敗、防御率2.95で折り返し、エース不在の先発ローテーションを牽引する前田について「理想的な健康体、馬並みの強さ」と絶賛している。