【高校野球】 「連合チームVS優勝候補」 滋賀学園が2季連続甲子園へ快勝スタート

11人の連合チーム石部・信楽に1回戦で大勝

 7月11日、第98回高校野球選手権滋賀大会1回戦が県立彦根球場で行われた。11人対80人。連合チームで挑んだ石部・信楽と優勝候補筆頭の滋賀学園との間には人数的にも戦力的にも埋め難い差があった。

 初回、滋賀学園のエース・神村月光(2年)は立ち上がりにほぼストレートのみで2者連続三振を奪う。投球練習では高めに浮く球が目立っていたが、打者が立つと低めにビシバシ決まった。

 石部・信楽にとって球威あるストレートを芯で捉えるのは難しいかと思われたが、3番・山添凌輔(3年)が2ストライクからそのストレートを浅めに守っていたライト左へ弾き返す。

 山添は出塁すると投手でありながら大きなリードを取り、神村からの3度の牽制を全て手から滑り込んで帰塁。しかし、4番・小林遥哉(3年)に4球投げ込んだ後、セットポジションに入る前にわずかながら大きなリードを取ると、神村はその一歩を見逃さず牽制で刺した。

 初安打は打たれたものの、神村が立ち上がりを実質3人で片付けると、その裏、1番・山口竜輝(3年)が放った何でもないショートゴロが滋賀学園の猛攻開始の合図だった。

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY