菊池雄星、3勝目かけ好調のツインズ戦先発へ「ストレートが大事になる」
本拠地5度目の登板で初白星を誓う「マリナーズのファンの前で勝ちたい」
マリナーズの菊池雄星投手は18日(日本時間19日)、翌19日(同20日)のツインズ戦登板に向けて、遠投や平地で相手を座らせての投球練習の他、ダッシュやサイドステップで俊敏性を高めるなど、約40分の調整を行った。途中、投球のデータ解析とフォームの指導を担当するブライアン・デルーナスコーチと意見交換するなど、今季11度目の登板に向けて準備を整えた。
ツインズは今季好調で、ここまで29勝15敗とア・リーグ中地区首位を走る。マリナーズは16、17日(同17、18日)と2連敗を喫したが、菊池は「2試合見てても首位のチームだなという印象を受けますね。左右バランス良く、足も絡めながらいい打線だなと。相手に合わせるというより、しっかり自分のボールを投げたい」と意気込んだ。
ツインズ打線は直球に強いというデータがあるものの、「(直球は)投げないわけにいかないボールですし、むしろそこを生かしながら。どのチームも真っ直ぐは強いので、今まで通りスライダー、カーブ、緩急を使いながら総合的に投げないといけない」とスタイルを変えるつもりはない。
デルーナスコーチからは「どういうピッチャーが速いボールを投げられるか」などについて、話してもらったという菊池。「ここ2、3試合、ショートイニングをやった後くらいからいい形で投げられてますし、自信を持ってストレートを投げられてますので、相手も真っ直ぐに強いということなので、どっちにしてもストレートは大事になると思います」。好調の相手に絶好の“力試し”にもなる。
今季2勝を挙げているが、まだシアトルでの白星がないとあって、「日曜ですし、マリナーズのファンの前で勝ちたい思いは強いですね」と本拠地初白星を誓っていた。
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)