西武ドラ1松本航、5回2失点で勝利投手の権利持って降板「森さんのミットめがけて」
7回に森の満塁ホームランでリード広げる
■オリックス – 西武(19日・京セラドーム)
西武のドラフト1位ルーキー・松本航投手が19日のオリックス戦でプロ初先発し、5回4安打2失点で勝利投手の権利を持って降板した。
この日がプロ初登板の松本航。最速147キロの力のあるストレートと鋭く曲がるカットボール、縦に割れるスプリットを武器に、初回はオリックスの上位打線を三者凡退で片付け、波に乗った。3点の援護をもらって迎えた5回には連打を浴び1死二、三塁のピンチを背負うと、小田の適時打と中川の犠飛で2点を失ったが、後続を断ち切りリードを守った。6回からはセットアッパーの平井が登板すると、その直後の7回に森のグランドスラムが飛び出し点差を5点に広げた。
松本航は「森さんのミットをめがけて思い切って投げようとマウンドにあがりました。予想していた以上の緊張はなく、落ち着いて投げられたと思います」と初登板を振り返ったが、「最後(5回)は球が高めにいってしまいました」と失点の場面の反省を忘れなかった。
このまま勝利すれば、球団では99年の松坂大輔以来20年ぶりのルーキーイヤーに初先発初勝利となる。