西武ドラ1松本航のプロ初勝利に指揮官注文 「もっと磨かないと、上では勝てない」
厳しい注文を付けたが期待も「成長してくれればいい」
■西武 9-3 オリックス(19日・京セラドーム)
西武が19日のオリックス戦(京セラ)で9-3と快勝し、カード勝ち越しを決めた。先発のドラフト1位ルーキーの松本航投手が5回2失点で初先発初勝利。打線は3回、外崎の適時打で先制すると4回にも追加点を挙げ、7回には森のグランドスラムで試合を決めた。
初勝利を挙げたドラ1松本航に辻監督は「まだまだ。最初はコースにきっちり行っていたけど、甘くなると打たれる。野手に感謝しないとね。もっともっと磨かないと、上では勝てない」と厳しい注文。それでも「先発として1年間働いて、貯金を作り、2桁勝ってほしい。それを望んで獲った投手。成長してくれればいい」と苦しみながら5回を投げ切ったルーキー右腕の今後の成長に期待を寄せていた。
6回からはセットアッパーの平井を投入。2回無失点の好投で、流れをつかみかけていたオリックス打線の勢いを封じ、その直後の追加点を呼び込んだ。辻監督は「平井に2回投げてもらって、よく0点でしのいでくれた」とブルペンを支える右腕の好救援を称えていた。
(安藤かなみ / Kanami Ando)