広島新井4安打5打点、DeNA筒香連発、日ハム連勝15でストップ…12日のプロ野球
広島は巨人に大勝で貯金20、DeNAロペスがサヨナラ弾、楽天ペレス来日初打席初本塁打
プロ野球は12日、各地で6試合が行われた。セ・リーグでは、首位・広島が2位・巨人に13-3で大勝。4連勝で、巨人とのゲーム差を11に広げた。新井が2回1死で同点の右越え9号ソロを放つと、2点リードの5回無死一塁では2打席連続&3年ぶりの2桁本塁打となる右越え10号2ラン。4安打5打点の大暴れを見せた。打線は5回に打者11人の猛攻で7安打7得点を挙げるなど19安打13得点。先発の野村は6回7安打3失点、自身7連勝で両リーグトップの11勝目(2敗)を挙げた。13日は日米通算200勝に王手をかけている黒田が先発する。巨人は内海が今季最短の3回途中5失点。2番手・今村も1回2/3で7失点するなど投手陣が打ち込まれた。
DeNAは中日に6-4でサヨナラ勝ちし、3位タイに浮上。筒香が5回に21号2ラン、7回に22号ソロと2打席連発。1点を追う8回無死一、三塁から関根の内野ゴロの間に同点とし、9回2死からロペスが来日初のサヨナラ弾となる17号ソロを放った。守護神・山崎康が2勝目。敗れた中日はエース大野が6回3失点。4番手・山井は痛恨のサヨナラ弾を浴び、0勝8敗となった。
阪神はヤクルトに3-1で快勝し、連敗を3で止めた。1点を追う8回に代打・原口の中前適時打で同点。1死満塁からゴメスの内野ゴロの間に勝ち越し、さらに、2死一、三塁から高山が左前適時打を放って試合を決めた。先発のメッセンジャーは7回6安打1失点で8勝目。ヤクルトは7安打を放ちながらも1得点に終わった。
パ・リーグでは、首位ソフトバンクがロッテに4-0で完封勝ちし、2位・日本ハムと6ゲーム差に広げた。初回に松田が7年ぶりの先頭打者弾となる19号ソロ。4回は中村の中犠飛で1点追加すると、7回は代打・カニザレス、8回は中村のタイムリーで1点ずつ加点した。先発の武田は7回で5四球を与えたが、2安打無失点。リーグトップタイの9勝目を挙げた。ロッテはエース・涌井が7回3失点と好投したものの、打線が散発3安打。4連敗で首位・ソフトバンクとは9ゲーム差となった。
2位日本ハムはオリックスに3-4で競り負け、チームの連勝は15でストップした。1点差の5回2死二塁で中田が16試合ぶりの右越え14号2ラン。史上163人目の通算150本塁打で逆転した。だが、先発のメンドーサが6回裏に西野の中前適時打で同点に追いつかれると、7回裏に2番手・白村が2死三塁から安達の中前適時打で勝ち越された。オリックスは西が今季最多148球の力投で7回6安打3失点。5勝目を挙げた。
楽天は西武に5-1で快勝。連敗は3で止まり、4位浮上した。新外国人ペレスが「3番・左翼」で初スタメン。初回1死一塁で左中間へ先制の来日1号2ラン。1点リードの7回2死満塁では藤田の走者一掃3点二塁打でダメ押した。投げては左腕・塩見が6回4安打1失点で5勝目。西武はポーリーノが7回途中5失点と粘れず、打線も初回の浅村の13号ソロのみ。5位に転落した。
【セ・リーグ】
◇広島 13-3 巨人(マツダスタジアム)
勝 野村(11勝2敗)
敗 内海(4勝3敗)
HR【広】新井9、10号、下水流4号
◇ヤクルト 1-3 阪神(長野)
勝 メッセンジャー(8勝6敗)
敗 平井(0勝1敗)
S ドリス(2勝2敗6セーブ)
◇DeNA 6x-5 中日(横浜)
勝 山崎康(2勝2敗20セーブ)
敗 山井(0勝8敗)
HR【D】白崎3号、筒香21、22号、ロペス17号
【パ・リーグ】
◇ロッテ 0-4 ソフトバンク(東京ドーム)
勝 武田(9勝3敗)
敗 涌井(7勝4敗)
HR【ソ】松田19号
◇オリックス 4-3 日本ハム(京セラドーム)
勝 西(5勝8敗)
敗 白村(2勝1敗)
S 平野(1勝4敗17セーブ)
HR【日】中田14号
◇西武 1-5 楽天(西武プリンス)
勝 塩見(5勝5敗)
敗 ポーリーノ(0勝3敗)
HR【西】浅村13号【楽】ペレス1号
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count