SB武田が同じ東京Dでリベンジ9勝目 「いい形でオールスターを迎えられる」
6月27日には同じ涌井と投げ合いで6失点KOも…7回無失点で今回は勝利
東京ドームでの借りを東京ドームで返した。6月27日。「鷹の祭典」でのソフトバンク-ロッテは同じ武田と涌井のエース同士の投げ合いで、武田が6失点KOと散々だった。しかし、12日のロッテ主催試合は武田-スアレス-五十嵐の完封リレーでダントツ首位の実力を見せつけ、4-0で勝利した。
「打ったのはストレート。完璧でした」と言う松田が初回に涌井から左翼へ19号先頭打者アーチで弾みをつけた。今季ロッテ戦には勝ちはなく、防御率は7点台、今季3敗のうち2敗は東京ドームと、相性はすこぶる悪かった武田。だが、初回、2回と自らの四球からピンチを招きながら、コースを厳しく、丁寧に攻め、球団史上最多動員の応援に浮足立ったロッテ打線にスキを見せなかった。
7回116球で2安打5三振を奪い無失点投球。5四球は余計だったが、防御率も3点台から2点台にしてハーラートップタイの今季9勝目。「いい形でオールスターを迎えられそう。これからもチーム全員で勝っていきます」。日本ハムの連勝がストップして、また鷹の一人旅が始まりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count