斎藤佑、ハム連勝ストップ直後に先発へ 今季初勝利へ鍵は?
チーム連勝15でストップ、斎藤佑先発で再び流れ引き寄せられるか
日本ハムの斎藤佑樹投手が今季初勝利を目指し、12日のオリックス戦(京セラドーム大阪)で先発する。301日ぶりの白星がかかったマウンド。6ゲーム差で追う首位・ソフトバンクとの差を縮めて、前半戦を締めくくりたいところだ。
オリックス戦は今季初登板。昨年は2試合登板、0勝2敗、防御率6.17だった。12日のスタメン選手との昨季対戦成績は以下の通り。極端な数字が出てくる。
(二)西野 対戦なし
(遊)安達 5打数無安打
(右)糸井 5打数4安打
(一)T-岡田 3打数2安打
(左)ボグセビック 対戦なし
(指)ブランコ 3打数無安打
(三)伏見 対戦なし
(中)駿太 5打 数3安打
(捕)若月 2打数無安打
安達、ブランコ、若月の右打者に計10打数無安打と完璧に抑えているのに対し、糸井、T-岡田、駿太の左打者には計13打数9安打と打ち込まれている。
さらに、ベンチ入りメンバーでは左打者の小島と2打数無安打に抑えているものの、左打者の小田に対しては7打数2安打だった。左打者に対する外角へのツーシーム、フォークの制球力が鍵となりそうだ。
今季は7試合登板、0勝0敗、防御率は3.00。6月29日の西武戦(札幌ドーム)で今季初先発を務めたが、5回途中5安打2失点で降板。勝ち負けはつかず、チームは5-3で勝利したものの、斎藤は「与四死球(2四球2死球)が多くなってしまい、 流れが悪くなりました。ただ、僕ができる精いっぱいの投球。次への課題にしていきたい」と振り返っていた。
栗山監督が「斎藤は試合を支配する力を持っている。チームに勢いを与えられることが出来る」と期待を寄せる右腕。15連勝で止まったチームを再び加速させたいところだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count