日ハム斎藤佑「粘ることができた」 5回無失点も…援護なく今季初勝利ならず
5回1死満塁では糸井とT–岡田を仕留める、3回にもピンチで糸井を三振斬り
日本ハムの斎藤佑樹投手が13日のオリックス戦(京セラドーム大阪)で今季2度目の先発マウンドに上がった。5回1死満塁の大ピンチで糸井、T-岡田のクリーンアップ斬り。5回まで4奪三振4四球、3安打無失点に封じて降板したが、味方の援護に恵まれず、今季初勝利はならなかった。
絶体絶命だった。両軍無得点の5回、先頭・駿太の右前安打、西野の左前安打、安達の四球などで1死満塁の大ピンチを招いた。糸井を初球、外角137キロ直球で遊飛に打ち取ると、T-岡田をフルカウントからのフォークで二ゴロに仕留めた。
3回2死二、三塁の先制の大ピンチでも、糸井に対して低めを突く丁寧な投球でフルカウントからの6球目。真ん中低めに落ちるフォークで空振り三振に仕留めていた。マウンド上でガッツポーズを作って吠えた右腕。ベンチの栗山監督も雄叫びを上げた。
初回は11球で3者凡退。2回は1死からボグセビックに甘く入ったフォークを右翼線二塁打とされたものの、奥浪、大城を2者連続空振り三振に仕留めていた。
今季は6月29日の西武戦(札幌ドーム)で今季初先発を務めたが、5回途中5安打2失点で勝ち負けは付かず。301日ぶりの白星へ向けて、この日は5回無失点の好投を見せたが、勝ち負けはつかなかった。
降板後には「きょうは低めに丁寧に投げることだけを意識しました。長打を打たれるとゲームが傾いてしまうので、特にクリーンナップのところは、注意して投げました。なんとかピンチを背負いながら、粘ることができてよかったと思います。あとはチームが勝てるように応援したいです」とコメントした。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count