ロッテ、23回ゼロ行進 5連敗で前半戦終了も…伊東監督「これで終わりではない」
SBは千賀に散発3安打で完敗、助っ人陣に「チームを引っ張ってくれないと」
逆転勝利22回のロッテが、オールスターを前に急停車した。ソフトバンクに0-3と2試合連続の完封負けで、10日の日本ハム戦(札幌ドーム)7回に4点をとって以来、23イニング連続ゼロ行進。この日は千賀に8回まで散発の3安打と完璧に抑え込まれた。
4番デスパイネは12打席連続無安打。ナバーロを含めた2人の助っ人に「彼らがチームを引っ張ってくれないと」と伊東監督もやはり貧打を嘆いた。
先発のルーキー関谷は好投したものの、2回に吉村の内野安打と暴投で2死から長谷川に中前適時打を許し「先に点をやって相手ピッチャーを乗せてしまった。ミーティングでも3回まではゼロで抑えようと言われていたが(チームが)勝てるようなピッチングをしたかった」と課題をあげた。7回3失点で今季初黒星。試合は作ったが、打線が機能しない現状では、1点も与えない投球をするしかない。
左には有効なチェンジアップも右打者には使えず、配球の幅を狭めていたが「ある程度投げられたと思う」と手応えをつかみ、伊東監督も「(2回は)不用意な1球だったが、それ以外はしっかり投げてくれた」と評価した。
試合後の指揮官の第一声は「気持ちよく(オールスター)休みを迎えられない」だったが、「これで終わったわけではない。後半戦で立て直すチャンスはある」とも言った。5連敗してもまだ2ケタの貯金がある。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count