鷹が米ドラ1獲得へ スクルメタ駐米スカウトも米紙で期待「素晴らしい挑戦」
昨年米ドラ1指名のスチュワートと契約合意と米で報道「日本は非常にワクワクしている」
ソフトバンクが、昨年の全米ドラフト1巡目(全体8位)でブレーブスに指名されたカーター・スチュワート投手との契約に合意したと米メディアが報じ、日米で大きな話題となっている。米メディアは、ソフトバンクのマット・スクルメタ駐米スカウトのコメントを紹介。かつてダイエーに所属した右腕は「日本は非常にワクワクしている」と話している。
まだ正式契約には至っていないものの、米メディアの報道によると、契約は6年総額で700万ドル(約7億7000万円)以上になるというスチュワート。昨年のドラフト指名後、ブレーブスとは契約に至らなかったが、その後、イースタンフロリダ州立短大に進学。今年のドラフトでも上位指名の有力候補に挙げられていたため、米国でも衝撃が広がっている。
米全国紙「USAトゥデー」は、スチュワートが以前ツイッターで「プロ野球でプレーすることを常に夢見ていた。けど、今はその時ではない」と意思表示していたことに言及。ドラフト指名当時、ブレーブスが200万ドル(約2億2000万円)の契約金を提示したものの、交渉が破談になったことにも触れている。
そして、特集にはスクルメタ駐在スカウトも登場。手首の懸念もあってブレーブスと契約に至らなかったスチュワートについて「昨年の出来事は残念だ。(現在のチームで)彼が好投できた理由は、彼が健康だということを世間に証明していたからだと思う」と話している。
さらに、スクルメタ氏は記事の中で「(カーターが契約を結んでプレーすることに)日本は非常にワクワクしている。これは素晴らしいチャレンジであり、日本が彼の手助けをしてくれることを私は願っている」と期待を寄せている。スチュワートが、米国の有望な若手選手に新たな道を示すことになるのだろうか。
(Full-Count編集部)