ヤクルト、泥沼脱せず10連敗 2週間で貯金5→借金5で5位転落 中日4位浮上

ヤクルト・小川淳司監督【写真:荒川祐史】
ヤクルト・小川淳司監督【写真:荒川祐史】

いい当たりは正面を突き、相手の当たり損ないは安打に…

■中日 10-3 ヤクルト(25日・神宮)

 ヤクルトが泥沼から抜け出せず、10連敗を喫した。25日、本拠地・神宮球場で行われた中日戦。初回に青木、3回には山田哲がソロ本塁打を放ち2度同点に追いついたが、投手陣が踏ん張れず。中盤以降もチャンスを作ったが、あと1本が出ずに競り負けて5位に転落した。

 先発の石川が初回、いきなり先制点を奪われたが、すぐさま青木がソロを放ち同点。3回には勝ち越しを許したが、その裏には山田哲のソロで再び試合を振り出しに戻した。だが、石川が踏ん張れない。4回に堂上にソロ本塁打を許して再び勝ち越された。

 石川を4回7安打3失点で諦めて継投策に出たが、ハフが追加点を献上。打線は走者を出せども、あと1本が出ず、いい当たりが野手の正面を突くこともしばしば。逆に中日の打者の会心ではない当たりもヒットゾーンに飛ぶなど、流れの悪さが表れてしまう試合になった。

 7回にはエラー絡みで追加点を奪われ、8回にはついに大決壊。マクガフが2死一、三塁で大島に適時打を許し、5番手の風張は高橋に走者一掃の適時三塁打。さらにワイルドピッチと、この回大量5失点でトドメを刺された。これで5月は5勝14敗1分けとなり、5月12日時点で5あった貯金は、わずか2週間で借金5に転じた。

 中日は2連勝でヤクルトを抜き4位に浮上。初回にビシエドの適時打で先制し、同点とされた3回に大島が勝ち越しの適時打。再び同点とされた4回に堂上が勝ち越しソロを放ち、7回には高橋が4試合連続打点となる適時打を放ってリードを広げた。高橋は8回にも走者一層の適時三塁打を放ち、この日3安打4打点。ここ4試合で9打点と打点を量産している。先発の柳は5回6安打2失点で4勝目をマークした。

(Full-Count編集部)

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