首位広島が11得点の猛攻で快勝 3ラン3発で圧倒、岡田が8回3失点で3勝目

新井が299号3ラン&田中と鈴木にも3ラン、4回までに11得点

 セ・リーグ首位を独走する広島が19日、本拠地での中日戦に11-3で快勝した。新井、田中、鈴木に3ランが飛び出すなど、4回までに11得点を奪う猛攻。投げてはルーキーの岡田が8回5安打3失点の力投で3勝目(3敗)を挙げた。

 広島は3回、中日の先発・大野から3連打で無死満塁とし、丸が押し出し四球を選んで先制。続くルナの右犠飛で三塁走者の田中が生還すると、続く新井がライトへ12号3ランを叩き込んだ。通算299本塁打。300号に王手をかける一発で、一挙5点を奪った。

 さらに、4回は無死一、二塁から田中がライトへ3ラン。2死一、二塁となってからは鈴木がレフトへ会心の一発を叩き込み、11-0と大きくリードを広げた。

 先発・岡田は5回まで無失点の好投。6回には自らのボークも絡み、エルナンデスに犠飛を許すと、平田にはレフト上段に運ばれる2ランを許し、この回3点を失った。しかし、7、8回はきっちりと無失点に抑えた。

 ジョンソンに次ぐ後半戦の第2戦の先発を任された岡田。梅雨明けした広島は、本格的な暑さを迎えているが、「体調面でも気は使っているし、夏場に向けての体力作りのメニューもこなしてきた」と準備は万端だった。「体調面では、寝るときの冷房を27度ぐらいにして、冷えすぎないように気をつけている。トレーナーにも夏場は体重が落ちるので、しっかり食べるように言われた」といい、「体重、食欲とも維持できています」と話していた。

 さらに、投球面では、プロでも一定の評価を得ているストレートを活かすために、「緩急をつけた投球をしたい。速球で突っ込んで行くときはいって、緩い球でタイミングを外すことも考えていきたい。とにかく相手に狙い球を絞らせないような投球をしたい」と意気込んでいた。この日は大量援護に恵まれたとはいえ、しっかり試合を作った。

 9回はヘーゲンズが締め、広島は後半戦連勝スタート。岡田に3勝目がついた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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