DeNA筒香決勝弾、広島3ラン3発で大勝、ロッテ井口は逆転満塁弾…19日のプロ野球
巨人は内海11K&橋本到4打点、オリ西が完封、SBは連夜の零封負け
プロ野球は19日、各地で5試合が行われた。セ・リーグでは、DeNAがヤクルトに競り勝った。4回までに桑原とエリアンの2点タイムリー、筒香のソロなどで6点を先制。5回にペトリックが4失点も、直後の6回にエリアンが2ランを放ち、4点差とする。しかし、7、8回に2失点ずつで同点に。それでも、最後は9回に筒香が自己最多に並ぶ決勝の24号ソロを放った。エリアンは4打点、筒香は3打点と活躍。ヤクルトは最大6点差を追いつくも、秋吉が筒香に決勝弾を浴びた。
首位広島は中日に大勝。3回に新井の通算299号となる3ランが飛び出すなど5点を先制。4回には田中、鈴木にも3ランが飛び出し、ゲーム前半で11点を奪った。投げてはルーキーの岡田が8回5安打3失点の力投で3勝目(3敗)。中日は先発・大野が4回11安打11失点と大誤算だった。
巨人は阪神に快勝。2回に橋本到の2点タイムリーで先制すると、3回には村田がタイムリー、さらに橋本の2打席連続2点タイムリーとなるツーベースで6-0と大きくリードを広げた。橋本は4打点の活躍となった。先発・内海は7回4安打1失点11奪三振の好投で5勝目。阪神は先発・能見が3回途中8安打6失点(自責4)と試合を作れなかった。
パ・リーグは、オリックスがソフトバンクに4-0で快勝した。先発の西が9回4安打無失点3奪三振1四球の快投で完封勝利。打線は6回にボグセビックの2ランで相手先発・武田から先制点を奪うと、8回に駿太のタイムリー内野安打、9回には鈴木昂が押し出し四球を選んでダメを押した。ソフトバンクは打線が散発4安打。後半戦は2試合連続完封負けのスタートとなり、2位日本ハムとは4.5ゲーム差となった。
ロッテは大ベテランの一発で試合をひっくり返し、西武を下した。2点を追う6回、先発ポーリーノから1死満塁の絶好機を作ると、ここで登板した2番手・大石から井口がレフトスタンドへ逆転グランドスラム。さらに、鈴木も2ランを放ち、一挙6点を奪った。7回には角中の適時打で1点、9回にも荻野の適時打などで2点を加えて快勝。西武は今季14試合無失点だった大石が誤算。2本塁打を浴び、1アウトも取れずに降板した。
【セ・リーグ】
◇ヤクルト 8-9 DeNA(神宮)
勝 三上(2勝2敗)
敗 秋吉(3勝4敗5セーブ)
S 山崎康(2勝2敗21セーブ)
HR【ヤ】バレンティン17号【D】筒香23、24号、エリアン3号
◇広島 11-3 中日(マツダスタジアム)
勝 岡田(3勝3敗)
敗 大野(5勝4敗)
HR【広】新井12号、田中9号、鈴木13号【中】平田11号
◇阪神 1-6 巨人(甲子園)
勝 内海(5勝3敗)
敗 能見(5勝8敗)
HR【神】原口7号
【パ・リーグ】
◇ソフトバンク 0-4 オリックス(ヤフオクドーム)
勝 西(6勝8敗)
敗 武田(9勝4敗)
HR【オ】ボグセビック2号
◇西武 2-9 ロッテ(西武プリンス)
勝 二木(6勝6敗)
敗 ポーリーノ(0勝4敗)
HR【ロ】井口4号、鈴木5号
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count