打率5割&7発の広島新井、8年ぶり月間MVPなるか 筒香とハイレベルな争い
首位広島から13選手中4選手が候補入り
日本野球機構(NPB)は21日、7月度の「日本生命月間MVP賞」の候補選手を発表。セ・リーグでは候補に挙がった全13選手のうち、首位を快走する広島から新井貴浩ら4選手の名前が挙がっている。
投手部門の候補選手ではジョンソン、岡田明丈の2投手。打者部門の候補選手では新井貴浩、鈴木誠也の2選手が挙がっている。
注目されるのがベテラン・新井だ。ここまで打率5割、20打点は“月間打撃2冠王”。2、3日のDeNA戦(横浜)で2試合連続アーチ。12日の巨人戦(マツダスタジアム)では3年ぶりの1試合2発を含む4安打5打点と大爆発した。ここまで11試合中4試合で3打点以上をマーク。10本塁打、19打点のDeNA・筒香嘉智らとのハイレベルな争いとなりそうだ。
新井は球団タイ記録の6試合連続本塁打を放った2005年6月に月間MVPを初受賞。同年はシーズン43発で本塁打王に輝いた。また、阪神時代の08年3・4月でも受賞している。
通算300本塁打まであと1本に迫る新井。今後も好調を維持して8年ぶり3度目の受賞を引き寄せ、打撃完全復活とチームの首位独走へつなげたいところだ。
■セの候補選手は…
【セ・リーグ投手部門 候補選手】(成績は7月20日時点)
巨人・田口麗斗
3試合登板、2勝0敗、防御率1.08
巨人・菅野智之
2試合登板、1勝0敗、防御率1.20
阪神・メッセンジャー
3試合登板、1勝1敗、防御率1.29
広島・ジョンソン
3試合登板、2勝0敗、防御率1.71
広島・岡田明丈
3試合登板、2勝1敗、防御率3.72
巨人・内海哲也
3試合登板、2勝1敗、防御率3.94
【セ・リーグ打者部門 候補選手】
広島・新井貴浩
11試合出場、打率.500、7本塁打、20打点
広島・鈴木誠也
13試合出場、打率.426、3本塁打、12打点
ヤクルト・山田哲人
13試合出場、打率.408、3本塁打、8打点
DeNA・筒香嘉智
15試合出場、打率.407、10本塁打、19打点
DeNA・梶谷隆幸
15試合出場、打率.392、0本塁打、7打点
中日・大島洋平
14試合出場、打率.379、1本塁打、3打点
ヤクルト・雄平
13試合出場、打率.375、0本塁打、7打点
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count