田中将大4敗目、NY紙は初回4失点を酷評「抜け出せない窮地に」
本拠地パドレス戦で初回に失策が絡んで4失点「最近のタナカから苦戦する兆しは…」
■パドレス 5-4 ヤンキース(日本時間29日・ニューヨーク)
ヤンキースの田中将大投手が28日(日本時間29日)、本拠地のパドレス戦で先発。6回9安打5失点で4敗目を喫した。地区2位のレイズとのゲーム差は「1」に縮まり、地元紙「ニューヨーク・ポスト」は「マサヒロ・タナカがヤンキースを抜け出せない窮地に陥れる」と厳しい論調で伝えた。
親交の深い女性アイドルグループ「ももいろクローバーZ」が初観戦する中での登板となった。初回に味方のエラーも絡み無死一、二塁のピンチを招くとマチャドに左前適時打を浴びると、ホズマーにはスプリットを完璧に捉えられバックスクリーンへ3ラン。いきなり4失点と苦しい立ち上がりとなった。その後は立て直して6回5失点(自責4)で降板した。
チームは1点差まで追い詰めたものの、4-5で敗戦。右腕は4敗目を喫した。チームは20日から10試合で8勝2敗と順調に勝ち星を重ねているように映るが、チームは前日27日にオープナーを使って6人の救援投手を使って勝利。田中に「ブーン監督はマサヒロ・田中に2つのことを求めていた。長いイニングを投げることと勝利である」とエース級の投球を期待するNY紙は厳しかった。
「タナカは6イニング投げたが、ヤンキースを1回に4失点という窮地に陥れ、ヤンキースは本拠地の3万7028人の観客の前で5-4で敗戦した」
「タナカは1回にエリック・ホズマーに3ラン本塁打を打たれ、6回にも1失点し、12先発登板で3勝4敗となった」
「最近のタナカからは、苦戦する兆しはなかった。直近の4先発登板で1勝0敗、防御率1.42としており、この4試合でヤンキースは3勝1敗だった」
常勝を期待するNY紙は田中の初回4失点は納得のいかないようだった。次回登板は2日(同3日)の本拠地・レッドソックス戦と予想される。地元紙が掌を返すような好投を期待したいところだ。
(Full-Count編集部)