イチロー控えに逆戻り? ヤンキース補強で米複数メディアが予想
新加入のプラドは今季、イチローの成績を上回る
ヤンキースが7月31日のトレード期限でレッドソックスからスティーブン・ドリュー、ダイヤモンドバックスからマーティン・プラドと2人の内野手を獲得した。プラドはどのポジションもこなせる万能型で、地元メディアはイチロー外野手の定位置であるライトでの先発起用とイチローのベンチ行きを指摘している。
プラドはヤンキース傘下のマイナー所属で期待のプロスペクト、ピート・オブライエン捕手とのトレードでピンストライプのユニフォームに身を包むことになった。今季はDバックスで106試合に出場し、打率.270、5本塁打、42打点といずれもイチローを上回る成績を残している。
キャッチャー以外の内野のポジションをすべてこなし、2011年にはレフトでプレーしたプラドについて、ESPNはトレードの速報記事で「プラドに関しては、彼は何でも屋だが、ライトでプレーする機会が多くなるだろう」と指摘。最近13試合で38打数3安打、打率.079というスランプ状態のイチローに代わり、ライトで先発すると予想している。つまり、イチローは今季開幕当初と同じ控えに回ることを意味する。
地元紙デイリーニューズによると、ブライアン・キャッシュマンGMはこの補強に満足げな様子だ。
「我々は間違いなく打線の得点力を向上させようと努力してきた。ジョー(ジラルディ監督)に日々のメンバー選びで多くの柔軟性を提供できたと思う。この2つのトレードがチームのプラスになってくれれば」と語っている。