ヤンキース剛腕守護神チャップマン、トレード報道が過熱 カブスが有力か

同僚は残留望むも…ヤンキース「勝利の方程式」の行方は?

 ヤンキースに所属するキューバ出身の剛球左腕アロルディス・ チャップマンがカブスへトレードとなる可能性が高まってきた。24日(日本時間25日)、MLB公式サイトが同日の試合後に遠征へと発った同選手について「これがヤンキースのクラブハウスから出発する最後の機会になるかもしれない」とレポートしている。

 トレード期限が迫る中、ヤンキースの守護神はナ・リーグ中地区首位を走るカブスへのトレード話が過熱している。記事では、米メディアで相次いでトレードの可能性が報じられている様子をレポート。「カブスはトッププロスペクトのグレイバー・トーレス遊撃手を含んだ条件でチャップマンの獲得に乗り出している」、「カブスとチャップマンとの間で4年6000万ドル(約63億6000万円)規模の契約延長に関する交渉が持たれている」などの情報が伝えられているという。

 カブス以外にもジャイアンツ、インディアンス、ナショナルズなどの名前が浮上。一方、チームメイトのテシェイラは記事の中で「彼が去ってしまうのは見たくない。試合に勝つ上で、彼は重要な要素の一部なんだ。我々は彼にここにいて欲しい」とコメントしており、本人も「タフだよ。ここは居心地がいいし、家族のように思えている。シーズン途中での移籍は、ここで過ごすよりも心地よいものではないだろうね」と残留への思いを吐露している。

 今季加入した剛腕はここまで31試合に登板し、3勝0敗、20セーブで防御率2.01。ヤンキースの「勝利の方程式」の一角として、170キロ近い剛速球で周囲の度肝を抜いてきた。その守護神はシーズン終了を待たずに新天地へと飛び立つことになるのか。動向が注目される。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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