田中将大、5敗目も米メディアは“疑惑判定”に物議 「信じられません」「ど真ん中」
2点リードの5回に“疑惑判定”によりリズムを崩し逆転を許した田中
■ブルージェイズ 4-3 ヤンキース(日本時間5日・トロント)
ヤンキースの田中将大投手が4日(日本時間5日)、敵地でのブルージェイズ戦に先発し6回6安打4失点で5敗目を喫した。2点リードの5回に不運な判定から一発を浴びるなど2被弾を含む4安打4失点。ど真ん中のストライクにも見える“疑惑の判定”に米メディアも反応し物議を醸している。
田中が苦笑いを浮かべたのは2点リードで勝利投手の権利がかかった5回だった。先頭・グリチェックに1ストライクからの2球目。90マイル(約145キロ)の直球はど真ん中付近に決まった。だが、アンヘル・エルナンデス主審はボールの判定を下した。マウンド上の田中は思わずフリーズ、女房役のサンチェスも主審を“二度見”するほどだった。
リズムを崩したのか田中は続く3球目のスライダーを弾き返され中越えソロ、1死二塁からはガルビスに逆転2ランを浴びるなど一挙4点を失った。
不可解な判定に米メディアも疑問符を投げつけた。この試合を中継していた「YESネットワーク」の実況は「ワォ。ど真ん中ですね。ゲイリー(サンチェス)ですら驚きで二度見しましたよ」と絶句。リプレー映像を見直しても「グリチェックに対してど真ん中の球です。サンチェスは(判定を)信じられません」と苦笑い。
さらに本拠地の中継局「スポーツネット」でも“疑惑の1球”を指摘。実況は「最後の球(に対する判定は)は信じられませんでした。ど真ん中の球でしたから。ボールとの判定に、サンチェスは信じられないようでした」と、明らかなストライクボールだったことを伝えている。
この試合ではこの1球以外にも映像で見る限り明らかなストライクがボール判定になるなど田中にとっては不運な1日となった。