ダルビッシュが好投しても勝てないレンジャーズ 「今季は100敗を超えるかも」と地元紙
最近41試合で8勝33敗に地元紙も悲観的な論調
レンジャーズのダルビッシュ有投手(27)が3日(日本時間4日)、敵地クリーブランドで、インディアンスを相手に7回1失点と好投したが、試合は延長12回の末に3-4でサヨナラ負けした。ダルビッシュは勝利投手の権利を持ったまま降板したが、新守護神フェリスは9回に同点に追いつかれ、勝ち星が消えた。
地元紙フォートワース・スターテレグラム紙では「ネフタリ・フェリスのセーブ失敗がレンジャーズを祟る」との見出しで、3連敗を喫した試合を報じている。
9回にフェリスが同点2ランを浴びたことで、結局は延長12回にサヨナラ負け。「ダルビッシュの7回4安打8奪三振1失点という堅実な仕事を無駄にした」と指摘している。ワシントン監督は「ダルビッシュは、勝つために必要なことをしてくれた。ただチームとして試合をしっかり締められなかっただけだ」とコメントしている。
球団公式HPでは、やはりダルビッシュの努力が報われなかったことを指摘。「チームが勝てなかったのは残念だけど、こういう日もある。防御率がゼロの人は誰もいない」と、同点に追いつかれてしまった守護神フェリスを擁護するコメントをしたと伝えている。
地元紙ダラス・モーニング・ニュース紙では、「このペースでいくと今季は100敗を超えるかもしれない」とチームに対する悲観論を展開。最近41試合は8勝33敗という残念な成績であることも付け加えている。
昨季は91勝しているチームのつまずきは、にわかに信じがたいことだが、遊撃アンドルスは「うちは100敗するようなチームじゃない。今は本来の戦い方ができていないだけ。もっとシンプルにプレーしないといけない」とコメントしている。
ダルビッシュも好投を続けながら、チーム浮上の時を待つしかない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count