イチロー、痛烈ゴロの二塁打で3000安打へ「2」 「それ言うと自画自賛に…」
強打者のような打球速度の2998安打目に苦笑、「ヒットならそれでいいですよ」
マーリンズのイチロー外野手は28日(日本時間29日)、本拠地でのカージナルス戦に代打で出場し、二塁打を放った。メジャー通算2998安打で、3000安打へついに「2」。一二塁間を痛烈なゴロで破る一打となったが、本人は試合後に「ヒットならそれでいいですよ」と苦笑いを浮かべて振り返った。マーリンズは4-5で敗れた。
2点を追う7回、イチローは1死一塁の場面で代打で登場した。右腕ブロクストンの92マイル(約148キロ)の直球を完璧に捉えると、痛烈なゴロが一二塁間へ。一塁手のアダムスが飛びついたが及ばず、打球はあっという間にフェンス手前に到達。右翼手のピスコッティがあわてて捕球したが、イチローは大歓声の中で快足を飛ばして二塁に到達した。
一二塁間を抜く「ライト前ヒット」で二塁打。それでも、イチローは「でも、(右中間方向へ)シフトしてるからね、ライトが」と淡々と振り返った。強打者でも見られないような痛烈な打球だったと振られても「そんなこと言われても困ります」と苦笑。さらに、チームの主砲スタントンのような打球と例えられると「そんなことないしょう。この体でそのスピード出るんだったら、誰だって出ますよ。どれだけスピード出ているか知らないですけど」と再び苦笑いを浮かべた。