3位DeNAが独走首位・広島に挑む「カープとは5割」と自信のラミレス監督
7月は12勝9敗、月間本塁打の球団タイ記録に1本と迫る筒香擁する好調打線
DeNAが優勝争いへの生き残りをかけ、敵地マツダスタジアムで首位広島に挑む。DeNAは28日の中日戦に2-15で大敗し、前日復活したばかりだった自力優勝の可能性が消えた。それでも2位巨人との差はわずかに1ゲームで、29日からの3連戦は、独走する広島への挑戦権をかけたものとなる。
ラミレス監督は「この3連戦を、非常に楽しみにしている。チームの状態は悪くないし、ここまでカープとは5割で戦えている」と気合十分だ。11ゲーム差のある首位チームに関して、「シーズン当初から、ほとんど変わらないオーダーで戦えている。エルドレッドが故障したら、ルナが活躍するなど流れもいいし、いい野球ができている」と評価した。
それでも「このカードでは、どの先発投手からも3割を打っているので、心配していない」と自信を見せる。「ジョンソンよりも成績がいいということは、誰もが予想していなかったのでは」という第1戦先発の野村に対し、「相性がいい」という理由で石川を2番に起用する。「先頭の桑原が出塁することが大事。1、2番でチャンスを作って、筒香、ロペスにつなげられれば」と打線に期待した。
先発の石田に関しては、「6回は投げてもらえると思っている。そこまでゲームを作ってもらえればいい」と、7月に入って防御率2.00の左腕に信頼を寄せる。
月間本塁打の球団タイ記録にあと1本と迫る筒香を中心に打線は好調で、7月は12勝9敗と勝ち越し中。球団初のCS進出にも期待がかかる。首位追撃へ、ラミレス監督は「ガンバッテ、イキマショウ」と、日本語で気合を入れた。
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大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo