先頭打者本塁打のみで敗れた岩隈 「開き直るしかない」

マリナーズ監督は「すばらしい投球」と称賛

 マリナーズ岩隈久志投手(33)が3日(日本時間4日)のオリオールズ戦で先頭打者本塁打の1失点のみで敗れたことについて、「開き直るしかない」と言葉を絞り出した。この日は7回2/3を投げて5安打7奪三振2四球1失点と好投。1回先頭打者マーカキスのソロ弾以外は点を与えなかった。しかし打線の援護がなく、チームは0-1のまま敗れて、6敗目(9勝)を喫した。

 今季最多となる109球を投げたが報われず、昨年7月20日から継続していた敵地での連勝記録も9でストップ。本人は「全然気にしていない。また次に向けてしっかり調整して、いい投球ができるようにしたい」と振り返るが、あと1勝でフレディ・ガルシアの持つ球団の最長記録の10連勝に並んでいた。

 本塁打を許したマーカキスにはこの日3安打を許しており、「攻めづらいというか、すごくいい打者だと思う」と話した岩隈。それでも、「結果的に先頭打者に本塁打を打たれたのが決勝点になってしまった。仕方ない。こういう試合もある。その後は何とか粘り強く、試合をつくれた」と前を向いた。

 これで防御率2・94。最近7試合で6度目のクオリティースタート(6回以上を自責3以内)と抜群の安定感を誇る右腕を、マリナーズのマクレンドン監督も「岩隈はすばらしい投球をした。結果的に1球の失投が響いた」と労った。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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