イチローが“玉突き”先発 3試合ぶりヒットで先制のホームを踏む
テシェイラの欠場で急遽スタメンに名を連ねたイチロー
○アメリカン・リーグ ヤンキース2-1タイガース(ニューヨーク)
ヤンキースのイチロー外野手が4日(日本時間5日)のタイガース戦でマーク・テシェイラ一塁手が急遽先発を回避したことによる“玉突き”で3試合ぶりにライトで先発出場を果たした。
試合前にヤンキースは公式ツイッターで先発オーダーを発表。3番はテシェイラ一塁手だったが、軽いめまいを理由に開始前に欠場となった。このために3塁手として先発出場予定だったヘドリーが一塁に回り、イチローに代わりにライトのレギュラーとなっていたプラドが三塁にシフト。そして、控えの予定だったイチローが9番ライトで先発することになった。
イチローは3回の第1打席で相手先発のシャーザーからセンター前にヒットを放ち、出塁。その後、先制となるホームを踏んだ。4回の第2打席は1死2塁の場面で空振り三振。6回2死1塁の場面で回ってきた第3打席でも空振り三振となった。
イチローは1日のレッドソックス戦で先発し、2打数1安打だったが、第3打席で代打を送られた。イチローに代わり出場したプラドがその後の2試合でライトで先発し、イチローは終盤の守備固めでの出番に留まっていた。
今季開幕当初もサブだったが、守備固めや代打、代走という仕事をしっかりとこなし前半戦をレギュラーとして折り返した。プラド加入で再び出場機会激減の危機を迎えているが、イチローの逆襲に期待したい。
イチロー 打率.272 本塁打1 打点14
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count