前田健太が7回途中2失点の力投も10勝目お預け 降板後に救援崩れ逆転許す
6回までヒット2本に抑える好投
ドジャースの前田健太投手が29日(日本時間30日)の本拠地ダイヤモンドバックス戦に登板し、7回途中を4安打1失点と力投を見せたが、10勝目はならなかった。2点リードの状況で勝利投手の権利を持って降板したが、救援が崩れた。
前田は初回、先頭のセグラを空振り三振、ボーンをセンターライナーに仕留めると、ゴールドシュミットに左前安打を浴びたものの、続く4番ラムの左翼への飛球をケンドリックが好捕し無失点で切り抜ける。
2回も3者凡退で打ち取ると、その裏にペダーソンが2死一、二塁から左翼越え適時二塁打を放ち、ドジャースが2点を先制。4回にもトールスのタイムリー二塁打で1点を追加した。
前田は6回までヒット2本に抑える好投。しかし7回、ゴールドシュミットにショート強襲のヒットを浴びると、1死後にカスティーヨに右中間へタイムリー二塁打を許したところで降板した。
その時点で前田は10勝目の権利を得ていたが、その後、1死満塁のピンチに。ここで3番手ブラントンがオーウィングスに右前適時打を浴びて前田に2失点目がつくと、代打・ウィークスに押し出し四球を与えて同点となった。これで前田の白星が消滅。さらにその後も失点を重ねて、この回一気に逆転された。
この日は6回1/3を投げて4安打5奪三振、無四球で2失点。防御率は3.23となっている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count