どうなる球宴ファン投票? 現時点で最多は阪神、唯一の“圏内”ゼロは中日
阪神に続くのは西武とソフトバンクの3選手ずつ
日本野球機構(NPB)は現在「マイナビオールスターゲーム2019」のファン投票結果の中間発表を平日毎日、行なっている。5月24日に始まったファン投票は6月16日まで受け付けており、最終結果発表は6月24日に予定されている。
7日に発表された中間発表ではセ・リーグ先発投手部門で阪神の西勇輝投手が、パ・リーグ先発投手部門ではソフトバンクの千賀滉大投手がトップに立ち、12球団最多得票は西武の山川穂高内野手で、23万7678票を集めている。
先発、中継ぎ、抑えの投手3部門に加え、捕手、一塁手、二塁手、三塁手、遊撃手、そして外野手の上位3選手の11選手、パ・リーグはこれにDHを含めて12選手が選出されるファン投票。現時点で人気を集めているのは、どこの球団だろうか。
セ・リーグで最も多いのは阪神だ。先発の西に加え、中継ぎのピアース・ジョンソン、捕手の梅野隆太郎、三塁の大山悠輔、外野手2位の近本光司と5選手が“圏内”にいる。
阪神に続くのは、巨人とDeNA。巨人は一塁手で岡本和真、遊撃手で坂本勇人がトップに立ち、DeNAは抑えの山崎康晃、外野手3位の筒香嘉智がランクインしている。セ・リーグ首位の広島は外野手1位の鈴木誠也の1人だけ。ヤクルトは二塁手で山田哲人がトップに立っている。
パ・リーグは西武とソフトバンクの3選手が最多。西武は最多得票の山川に加え、捕手の森友哉、外野手1位の秋山翔吾がトップに立つ。ソフトバンクは先発の千賀のほか、遊撃手の今宮健太、怪我で離脱中ながら、外野手3位に入る柳田悠岐が“圏内”に入っている。
日本ハムは中継ぎの宮西尚生とDHの近藤健介、楽天は抑えの松井裕樹、二塁手の浅村栄斗と2人がランクイン。ロッテは三塁手でブランドン・レアード、オリックスは外野手2位で吉田正尚が“圏内”に入っており、このまま行けば、全6球団からファン投票選出者が出ることになる。
現時点での12球団最多は5選手の阪神で、これに3選手の西武とソフトバンクが続く。12球団で唯一、現時点でファン投票選出“圏内”に選手がいないのが、中日。昨季は松坂大輔がファン投票1位で選出されたが、今季は一塁手のダヤン・ビシエドが約6万票差の2位、三塁手の高橋周平が約3万5000票差の3位。果たして、ここからの巻き返しはなるだろうか。
(Full-Count編集部)