ヤンキース黒田はクオリティースタートも8勝目を逃す イチローは1盗塁
黒田の30球団制覇はお預け
ヤンキースの黒田博樹投手(39)が5日(日本時間6日)、本拠地でタイガース戦に先発し、7回を6安打5奪三振3失点と力投したが、今季8勝目はならなかった。ヤンキースは延長12回の末に3-4で敗戦。連勝は3で止まった。
メジャー30球団制覇の偉業に挑んだ黒田は初回、1死1、3塁のピンチを迎えると4番のV・マルティネスにはライトへ犠牲フライを許した。しかし、2回以降は立ち直り、5回まで三者凡退で切り抜けた。
ヤンキース打線も援護し、1回に6番マッキャンが相手先発のプライスからライトへのソロホームランを放ち、同点とすると、3回には2死3塁から3番エルズベリーがレフト線を破るタイムリー2塁打で1点を勝ち越し。5回には8番プラドがソロ本塁打を放ち、3-1とリードを広げた。
しかし黒田は6回に9番ロマインに痛恨のソロホームランを浴びると、7回2死1、2塁から8番アビラにライトへ同点タイムリーを許す。黒田は7回を投げ終えた時点で降板。7回3失点とクオリティースタート(QS、6回以上を自責3以内)も勝敗はつかず、メジャー史上14人目となる30球団制覇はお預けとなった。
両軍とも8回以降は無得点のまま延長戦に突入。ヤンキースは12回にアビラに決勝ソロを浴びて競り負けた。
黒田は91球を投げストライクは58球。防御率は3・97。また、イチローは9回から代走で途中出場。今季7個目となる盗塁を成功させたが、得点にはつながらなかった。11回には1死走者なしで打席が回ってきたがセンターフライに倒れ、1打数無安打。打率は.271となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count