オンドルセク、ヤクルト退団時の胸中明かす 「ツイてない日だった」

燕退団の右腕、オリオールズで快投デビュー「ここに来て良かった」

 ヤクルトを退団してオリオールズに入団したローガン・オンドルセク投手が30日(日本時間31日)、敵地ブルージェイズ戦でデビューし、1回を無安打無失点1奪三振と好投した。2年ぶりにメジャーの舞台に戻った右腕は、地元メディアに対して「ここに来て良かった」と胸中を明かしている。

20160731_OndrusekオンドルセクのこれまでのMLB成績

 6点ビハインドの場面で3番手としてマウンドに上がったオンドルセクは、2010、11年の本塁打王バティスタを左飛に仕留めると、昨季のMVP打者ドナルドソンは、83マイル(約134キロ)のカットボールで空振り三振。最後は通算297本塁打のエンカーナシオンを95マイル(約153キロ)の直球で投ゴロに打ちとった。

 地元紙「ボルティモア・サン」によると、右腕は試合後に「ここに来て良かった。僕にとって素晴らしい機会だし、チームも好成績を残している。準備は出来ているよ」と話したという。

 ヤクルト入団以前は、レッズで5シーズンを過ごし、21勝11敗2セーブ、防御率3.36の成績を残していただけに「様々な球種を投げるんだ。カットボール、スプリットを投げるのは好きだし、カットボールを習得してからはキャリアを通じてこういうピッチングをしてきた。日本でも実践したけど、上手くいったと思う。ここでも通じることを願っているよ。続けていきたいね」と、今後の投球にも自信をのぞかせている。

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