西武“ブルペンデー”で完封勝利、楽天単独首位、DeNA3連勝…11日の交流戦は?

西武・辻監督【写真:荒川祐史】
西武・辻監督【写真:荒川祐史】

ソフトバンクは阪神と引き分け首位陥落、オリ山本は好投も…

 プロ野球は11日、交流戦6試合が行われた。パ・リーグが3勝、セ・リーグが2勝、引き分け1試合。今季通算はパ・リーグ23勝、セ・リーグ17勝、1引き分けとなった。

 西武は本拠地での巨人戦に4-0で快勝。発熱した今井の代役として先発した佐野が4回1安打無失点の快投。2番手のマーティンも3回を無失点に抑えると、平井、増田も無失点でつないだ。打線はメヒアの2点タイムリーなどで4点をもぎ取って連敗を「2」でストップ。マーティンに2勝目がついた。巨人は先発の今村が6回9安打4失点(自責3)で今季初黒星。打線も西武投手陣に3安打に抑え込まれた。

 日本ハムは本拠地・広島戦に5-4で勝利した。初回に中田、王柏融、中島のタイムリーで一挙5点を奪う猛攻。先発・上沢が7回2失点(自責1)と好投すると、2番手ロドリゲスは2点を失ったものの、1点差で逃げ切りに成功。同率2位に浮上した。上沢は今季5勝目(2敗)。広島は先発野村が1回49球を投じ、5失点でKO。2番手以降の投手が好投し、打線も追い上げたものの、及ばなかった。

 中日は敵地オリックス戦に2-1で勝利し、連敗を2で止めた。先発の阿知羅が6回途中1失点。6回は2番手・谷元が押し出し四球で同点とされたものの、満塁のピンチで登板した岡田が火消し。8回に大島が決勝打を放った。3番手・岡田が今季初勝利。オリックスは先発の山本が7回1失点と好投したが、打線が援護できなかった。

 DeNAは敵地ロッテ戦に6-3で勝利し、3連勝を飾った。1点を追う5回に石川の適時二塁打で同点に追いつくと、宮崎の犠飛で勝ち越しに成功。ロペス、乙坂にもタイムリーが飛び出し、一挙4点を奪った。先発・浜口は6回3失点と粘りの投球を見せると、救援陣が無失点でつないで逃げ切った。浜口が3勝目。ロッテは三木の3ランで一時逆転するも、涌井が5回途中6失点でKOされ4敗目を喫した。

 楽天は郡山でのヤクルト戦に3-1で勝利した。3回にブラッシュの2点タイムリーで先制すると、5回に浅村のタイムリーで追加点。投げては塩見が7回1失点の快投。8回はブセニッツ、9回は松井とつないで3連勝を飾った。塩見は無傷の3勝目。同率首位だったソフトバンクが引き分けたため、単独首位に立った。ヤクルトは6安打で1得点のみに終わった。

 ヤフオクドームでのソフトバンク-阪神は引き分け。1点ビハインドで迎えた9回、ソフトバンクは今宮の起死回生の適時打で同点に追いつくと、その後は両チーム決定打が出ずに引き分け。ソフトバンクは延長12回に無死三塁の好機を作ったが、サヨナラ勝利はならず首位陥落となった。阪神は先発メッセンジャーが8回までソフトバンク打線を2安打1失点に抑える好投を見せていたが、9回に同点に追いつかれて延長戦に。延長12回に2死満塁のチャンスを掴んだものの、決められなかった。

(Full-Count編集部)

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