DeNA、横浜高OB打線で“先輩”涌井をKO ラミレス監督も満足「すごく嬉しい」
ロッテに勝利で交流戦3連勝、先発・浜口も評価「よくやってくれた」
■DeNA 6-3 ロッテ(交流戦・11日・ZOZOマリン)
DeNAは11日、敵地ZOZOマリンスタジアムでロッテと対戦。1点を追う5回に5安打4得点の猛攻で先発・涌井をKO。6-3で勝利し交流戦3連勝を飾った。
ロッテ先発が横浜高校出身の涌井と言うこともあって「今日は横浜高校出身選手を並べるよ」と試合前に語っていたラミレス監督。その選手起用が見事的中する形となった。
2-3の5回。1死から大和、神里の連続安打で一、二塁の好機に涌井とは2004年夏、甲子園でともに戦った同学年の2番・石川が打席へ。初球、真ん中低めのチェンジアップを捉えて右翼前へ同点適時二塁打。スタメン起用に応えた。なおも走者を二、三塁に置いて3番・宮崎が右犠飛を放ち、勝ち越しに成功。横浜高校2009年度卒の4番・筒香が四球を選んで5番・ロペス、2011年度卒の6番・乙坂の連続適時打を呼び込み、2004年度卒の涌井”先輩”をKOした。
試合後、ラミレス監督は「前回は全く機能しなかったけど、(5回の逆転劇では)筒香も四球を選んでくれたし、今回は機能してくれて、すごく嬉しく思っています」と昨年の中日・松坂大輔対策で披露した横浜高校OB打線が今回は成功したことを喜んだ。
先発・浜口については「球数は多かったですし、3ランを打たれてしまいましたがよくやってくれたと思います。細かい修正点はありますが、全体的にはすごくよく投げてくれたと思います」と評価。5回の無死満塁の場面については「(適時打を)打たれたら代える準備はしていて、ブルペンも用意していたが、その前に抑えてくれたのでよかった」と、安堵していた。
名物ポスターで「黒星でも、うラミっこなしよ!」と、挑発されていたロッテ相手に、横”ハマ”高校OB打線の活躍と、先発”ハマ”口が粘って6回3失点で3勝目。采配が見事”ハマ”って今カードを先勝したDeNA。東京湾を挟んだ「横浜vs千葉」湾岸ダービー、第2ラウンドの行方は果たして。
(岩国誠 / Makoto Iwakuni)