イチロー、3000安打へ「2」のままも…敵地はスタンディングオベーションに
代打で登場に大歓声も…痛烈な当たりの三直、マーリンズは完敗
マーリンズのイチロー外野手は1日(日本時間2日)、敵地でのカブス戦に代打で出場し、三直に終わった。メジャー通算2998安打で、史上30人目の3000安打へ残り2本のまま。背番号51の登場に歴史ある敵地リグレー・フィールドはスタンディングオベーションとなったが、痛烈なライナーは三塁手ブライアントにキャッチされた。マーリンズは0-5で敗れ、連勝は2で止まった。
3試合連続ベンチスタートとなったイチローは、5点を追う7回1死一塁で代打で登場。背番号51が打席に入ると、歴史ある敵地リグレー・フィールドのファンは次々と立ち上がり、拍手を送る。盛大なスタンディングオベーションとなった。
1ボールからの2球目、イチローは相手先発ヘンドリックスの75マイル(約121キロ)のカーブを叩いた。痛烈なライナーとなったが、三塁手ブライアントが捕球。すぐに一塁へ転送した。 飛び出していたエチャバリアは一塁へ滑り込み、判定はセーフ。しかし、カブスがチャレンジしてアウトに覆り、併殺となった。イチローは守備にはつかず、そのまま交代した。
イチローは3000安打へ残り「4」で臨んだ本拠地10連戦で17打数2安打に終わり、偉業達成は敵地へ持ち越しに。しかし、この日もヒットは出ず、これで8打席連続&4試合連続ノーヒットとなった。3000安打へ「2」のままで、打率.321となった。
マーリンズはシカゴ、コロラドで計6試合を戦うが、初戦は0-5で完敗。連勝は「2」で止まった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count