侍J小久保監督、MLB日本人選手と会談へ 来週渡米、イチローとも「直接会う」
大谷のDH起用、考えたことは「ある」
来年3月に開催される第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)について、日韓で開催される1次ラウンド(R)、2次ラウンドの組み分けと日程が2日、発表された。日本は東京ドームで開催される1次ラウンド(来年3月7日~11日)でキューバ、中国、オーストラリアと同組となったことを受け、小久保裕紀監督は同日、都内で記者会見を行い、「世界一奪還するしかない。それを目標にやってきた」と強い意気込みを見せた。
この日は日本人メジャーリーガーの招集についても改めて言及。「WBCは世界のトップの選手が集まる、世界一を決める大会。(日本人メジャーリーガーの)必要性は感じている。ただ個々の選手の問題があるので、その辺を含めて、直接会って話して来ようと思う。来週中には行ってそういうところを詰めてこようかなと思う」とし、メジャーでプレーする日本人全選手と会談する方針を示した。3000安打の金字塔が迫るマーリンズのイチロー外野手についても「もちろん会うアポイントを取っている。直接会って話して来ようと思っている」と話した。
また、今季打者としても好調を維持する日本ハムの大谷翔平投手について、指名打者として考えたことがあるかとの問いに「あります」と明言。「ただ、招集するなら投手で」とも話し、登板日以外での打者起用については日本ハム側とも話し合う必要があると語った。
1次ラウンドの日程や対戦国が見えたことで本番への準備が一層加速していく小久保ジャパン。今後は今年11月の強化試合を経て、本番へと突入していく。指揮官は「(メンバー)構成はある程度、頭の中にある。あとはメジャーリーガー、過去に招集したことない選手と常連の選手の輪、結束が本番では必要になってくる」と今後のポイントを挙げた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count