マリナーズ・岩隈、7回1失点の好投で2年連続2桁勝利!

岩隈は今季11度目のハイ・クオリティースタート

○アメリカン・リーグ マリナーズ4-1ホワイトソックス(8日・シアトル)

 マリナーズの岩隈久志は、本拠地でのホワイトソックス戦に先発し、7回を5安打3奪三振1失点の好投を見せ、10勝目(6敗)を挙げた。これで2年連続の2桁勝利となった。

 岩隈は立ち上がりから、ツーシームとスプリットを中心に投球を組み立てていく。初回は2死から現在ア・リーグの本塁打と打点の2冠王、ルーキーの3番アブレイユにレフト前ヒットを許すが、4番のアダム・ダンをキャッチャーゴロに打ち取る。

 2回以降も毎回1本ずつヒットを許すものの、いずれも単打で傷口を広げない。3回には先頭の9番ニートが内野安打で出塁するが、1番ガルシアの打席で三振ゲッツー。4回もテンポ良く、3番アブレイユ、4番ダンを打ち取ったが、続く5番ビシエドへ投じた外角低めの速球を、上手くライトスタンドへ運ばれ先制点を許してしまう。

 しかし5回裏、今度はマリナーズが反撃を見せる。ここまで好投を見せていたホワイトソックス先発のキンタナが、先頭の6番デノーフィアを四球で歩かせる。続く7番モリソンは簡単にサード後方へ打ち上げてしまうが、これをギラスピーが落球。動揺したキンタナに対し、岩隈の女房役8番ズニーノが、ライトスタンドへの3ランを放ち、マリナーズが一気に逆転。この回、マリナーズはさらに1点を加えて4-1とリードを広げた。

 3点のリードをもらった岩隈は投球のテンポが上がり、6回、7回と三者凡退に打ち取り、マウンドを降りた。

 岩隈は7回5安打1失点で10勝目(6敗)。90球を投げてストライクは66球、防御率は2・86。岩隈は今季19回の登板で11度目のハイ・クオリティースタート(7回以上を自責2以内、57.9%)、13度目のクオリティースタート(6回以上を自責3以内、68.4%)となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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