西武今井、自己最多タイの5勝目 発熱登板回避の汚名返上も「最低限の仕事しか…」
「先発陣の中で一番若いし、できるだけ長い回を投げないといけない」
■西武 16-2 中日(交流戦・18日・ナゴヤドーム)
西武の今井達也投手が18日、敵地ナゴヤドームでの中日戦に先発し、6回2失点で5勝目を挙げた。
発熱で前回予定されていた巨人戦の先発を回避したため、2週間ぶりの登板となった今井。6回2死二、三塁で迎えた京田に11球粘られながらも、この日110球目となった141キロチェンジアップでバットに空を切らせた。
「あそこで踏ん張って四球を与えなかったことはよかった」と胸を張った今井だったが、反省も忘れず。3回に味方が4点先制した直後には制球が乱れ、2点を失ったことに対して「先制点を取ってもらった直後の失点を注意された。全力で抑えないといけなかった」と語っていた。
5月5日の楽天戦(メットライフ)でおさめた完封勝利以来、約1か月半以来の勝利となったが「最低限の仕事しかできなかった」と満足はしていない様子。「たくさん点を取っていただいたので。先発陣の中で一番若いし、できるだけ長い回を投げないといけない」と昨季あげたキャリアハイの5勝に並ぶこの日の白星を手放しで喜ぶことはしなかった。
(安藤かなみ / Kanami Ando)