イチロー、6戦連続無安打 偉業達成は史上2位の高齢記録となることが確実に
42歳286日で達成したリッキー・ヘンダーソンの記録を上回ることに
マーリンズのイチロー外野手は3日(日本時間4日)、敵地でのカブス戦に代打で出場し、遊飛に倒れた。史上30人目のメジャー通算3000安打に「2」と迫ってシカゴでの3連戦を迎えたが、いずれもベンチスタートからの代打出場で凡退し、カウントダウンは進まず。イチローの偉業は、リッキー・ヘンダーソンを抜いて史上2位の高齢記録になることが確実となった。
イチローはこの試合、マーリンズが2点を勝ち越した直後、7回1死一塁の場面で代打として登場した。いずれもメジャー最多となる129打席の対戦で37安打を放っている右腕ラッキーに対して、初球は外角への速球にファウル。2球目は内角への93マイル(約150キロ)の速球を打ちにいったが、小フライを遊撃のバエスがダイビングキャッチ。遊飛に終わった。
3000安打へ残り2安打としてから10打席連続無安打。6試合連続ノーヒットは今季最多タイとなった。7月31日(同1日)までの本拠地10連戦で達成はならず、シカゴでの3試合も快音は響かなかった。
この日、イチローが3000安打に到達すれば、42歳286日での達成でヘンダーソンと並ぶ2位タイの高齢記録となっていた。しかし、偉業達成はならず、少なくとも5日(同6日)から始まる敵地でのロッキーズ3連戦に持ち越しに。45歳で3000安打に到達したキャップ・アンソンに次ぐ高齢記録となることが確実となった。
マーリンズはコロラドでの3連戦後、8日(同9日)からは再び本拠地での6試合が控えている。歴史的な瞬間はいつ訪れるだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count