ヘルメット&バット投げ…10年331億円男が“ド迫力”退場「アンフェアだ」
マチャドが16日ロッキーズ戦で3年ぶり通算5度目の退場処分を受けた
■ロッキーズ 14-8 パドレス(日本時間16日・コロラド)
パドレスのマニー・マチャド内野手が15日(日本時間16日)、敵地・ロッキーズ戦で3年ぶり通算5度目の退場処分を受けた。5回1死で右腕マルケスの95.6マイル(約153.8キロ)のフォーシームで見逃し三振に倒れた際に球審のビル・ウェルク審判に激しく抗議して16年6月7日以来の退場となった。
まるで瞬間湯沸かし器のようだった。マチャドは際どい球で見逃し三振を取られると、球審に詰め寄って退場処分を受けた。ここで完全にスイッチが入った。激しい口調で猛抗議。ヘルメット、バットを投げつけるなど荒れ放題だった。MLB公式サイトはマチャドの怒りの声を伝えている。
「個人的な意見だけど、僕らの投手が同じように(外角のコーナーへの)球を投げた時にはストライクを取ってくれなかったと感じているんだ。これはアンフェアなことだし、試合の流れも、打席での流れも変えてしまうものだと感じたんだ」
「僕たちの時はプレートから少し外れている球も(ストライクを)取られてしまっている。(今より)マシなストライクゾーンが僕らには与えられてもいいはずなんだよ」
球審のストライク、ボール判定に、試合後も怒りは収まらない様子だった。
マチャド退場後にパドレス側はベンチからクレーム。6回守備中にはグリーン監督が球審に抗議をしようとした際に退場処分を受けた。さらに、投手のマット・ストラムが三塁審判のマイク・エベリットによって退場に。昨オフにFA市場の目玉として10年総額3億ドル(約331億7000万円)で加入した強打者が退場した試合は大荒れの試合となった。試合はロッキーズに8-14で敗れた。