田中将大、志願の9回続投で自身メジャー4度目の完封「いい方にまさかの結果」
9回2安打10Kの快投、二塁踏ませぬ快投で昨年7月25日の敵地レイズ戦以来の完封勝利
■ヤンキース 3-0 レイズ(日本時間18日・ニューヨーク)
ヤンキースの田中将大投手は17日(日本時間18日)、本拠地レイズ戦に先発し、今季初完封で5勝目(5敗)を挙げた。9回2安打10奪三振1四球の快投で、昨年7月24日(同25日)の敵地レイズ戦以来、メジャー自身4度目の完封。二塁を踏ませぬ快投だった。試合後にはフィールド上で地元テレビ局のインタビューに応じ「いい方にまさかの結果が出てくれた」と振り返った。
田中は3回まで1人の走者も出さない完全投球。4回は先頭メドウズに右前打を浴びたが後続を断つと、5回も2死からアダメスに中前打を浴びたが、続くウェンドルを三ゴロ。打線も3回にルメイヒューが先制2ラン、5回にはメイビンがソロ弾で援護した。6回以降をノーヒットに抑えた田中は、自身2連勝で5勝目。9回に2三振を奪い、今季初の2桁奪三振にも到達した。
試合後にはフィールド上で地元テレビ局「YESネットワーク」のヒーローインタビューに応じた田中。状態は良くなかったとしながらも「まさかの、いい方にまさかの結果が出てくれました」と笑顔。9回もマウンドに上がったことについては「(ブーン監督から)『どうだ?』って聞かれたので、投げていいんだと思いました」と志願の続投だったことを明かした。
最後はファムのボテボテの三ゴロでゲームセットとなったが、「嫌らしい打球だったので『頼むアウトにしてくれ!』って祈っていましたが、素晴らしいプレーで助かりました」と本音も。何度も笑みを浮かべ、会心の完封劇を振り返った。この日は111球を投げてストライクは76球。防御率は3.23となった。
(Full-Count編集部)