ホークス千賀、6回13奪三振も5失点「点を取られたら意味がない」
今季初黒星に反省の弁
6日、日本ハム戦に先発したソフトバンクの千賀滉大。6回5失点で今季初黒星を喫し、帰り際には反省の言葉ばかりを口にした。
「最初に点を取られて、その1点で済ませられたらよかったのですが立て続けに点を取られてしまった。バランスに多少のズレがあったのは確かですが、なかなか点が取れない相手(高梨)だとわかっていたので、その中でゼロに抑えないと」
一方で日本ハム打線から奪った三振は6回で13個にも及んだが「三振を取っても点を取られたら意味がない。あれだけ三振を取れたならゼロで抑えればよかった」と厳しい表情で振り返った。
それでも工藤公康監督は「まだまだ大きくなってもらわないといけない投手」と千賀に大きな期待を寄せている。この日の黒星で「負けない投手」というレッテルは返上することになったが、今回の反省を生かして「勝てる投手」という新たなレッテルを手にしていきたい。
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藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura