新人から4年連続2桁勝利クリア 楽天エースは大逆転でのAクラス入り導けるか
4年連続で2桁勝利を達成した則本、「3位を射程圏内に入れられるように」
一つの目標をクリアした。楽天・則本昂大投手が6日、埼玉西武戦に先発し7回3失点で10勝目。新人から4年連続で2桁勝利を達成。「もう少し、しっかりとした投球で10勝したかったけど、本拠地で達成できてうれしいです」と笑顔を見せた。
立ち上がりは不安定だった。初回、1安打2四球で無死満塁。山川選手は三振に仕留めたものの、浅村の右犠飛に失策も絡んで2失点。続く栗山にも四球を与えるなど制球が定まらず、表情をしかめるシーンが多かった。それでも、その裏の攻撃で味方が同点に追い付くと、そこから立ち直った。6回までゼロを並べる。試合前までリーグトップの145奪三振を記録していた右腕は、この日も三振を量産。今季最多タイの12奪三振で記録を伸ばした。
力投のエースを4回に打線が援護。1死満塁、1番の島内が右中間に「プロ入り初というか、人生で初めてかも」という満塁本塁打。「嶋さんが(四球で)いい形でつないでくれたので、犠飛でもいいと思って打席に立ちました。ノリ(則本)のときに打てていなかったので、良かったです」。