2019年新人王の中間予想 鷹高橋礼がリード、オリ勢が追いかける構図に【パ編】
オリックス榊原は3勝3敗、防御率2.37、ここまで援護なく白星を伸ばせず
ペナントレースも半分弱を消化した。新人王有資格者の優劣もはっきりしてきた。12週が終了した(6月17日現在)の成績を見てみよう。
新人王は、原則として海外のプロリーグ経験がなく、支配下に初めて登録されてから5年以内で、投手は前年までの1軍の登板イニング数が合計で30イニング以内、打者は、前年までの1軍の打席数が60打席以内の選手が対象だ。
パ・リーグの新人王候補の成績を見る。まずは投手。投球イニング数順。1軍で登板した有資格者は全部で34人いるが、5イニング以上の23人。
高橋礼(ソ)10試7勝1敗 0SV 0HD 65回 30三振 防率2.63
榊原翼(オ)10試3勝3敗 0SV 0HD 64.2回 47三振 防率2.37
岩下大輝(ロ)10試2勝1敗 0SV 0HD 55.1回 46三振 防率2.93
石橋良太(楽)15試3勝3敗 0SV 0HD 45.1回 30三振 防率3.77
K-鈴木(オ)7試1勝3敗 0SV 0HD 39.1回 34三振 防率2.97
本田圭佑(西)6試2勝2敗 0SV 0HD 35回 24三振 防率5.14
松本航(西)5試2勝1敗 0SV 0HD 26.1回 16三振 防率5.47
甲斐野央(ソ)26試1勝1敗 0SV 14HD 23.2回 30三振 防率2.28
吉田侑樹(日)7試0勝0敗 0SV 0HD 18回 17三振 防率6.00
椎野新(ソ)11試1勝1敗 0SV 1HD 17.2回 24三振 防率3.06
森脇亮介(西)15試2勝0敗 0SV 2HD 16.1回 11三振 防率4.41
泉圭輔(ソ)12試2勝0敗 0SV 3HD 16回 13三振 防率2.25
高橋純平(ソ)8試0勝0敗 0SV 0HD 13.2回 16三振 防率1.32
荒西祐大(オ)4試0勝0敗 0SV 0HD 10.1回 8三振 防率2.61
近藤弘樹(楽)2試0勝2敗 0SV 0HD 9.1回 3三振 防率8.68
齊藤大将(西)8試0勝0敗 0SV 1HD 7.2回 6三振 防率8.22
田村伊知郎(西)6試0勝0敗 0SV 0HD 7.1回 3三振 防率6.14
奥村政稔(ソ)8試0勝1敗 0SV 3HD 7回 8三振 防率7.71
西村天裕(日)4試0勝0敗 0SV 0HD 6.1回 5三振 防率12.79
齋藤綱記(オ)7試0勝0敗 0SV 1HD 5回 6三振 防率1.80
竹安大知(オ)1試0勝0敗 0SV 0HD 5回 1三振 防率3.60
中村稔弥(ロ)1試0勝1敗 0SV 0HD 5回 3三振 防率9.00
吉田輝星(日)1試1勝0敗 0SV 0HD 5回 4三振 防率1.80
ソフトバンクのサブマリン、高橋礼が、ハーラーダービー2位タイの7勝を挙げている。規定投球回数には達していないが、一歩リードか。オリックスの榊原は勝ち星こそ3勝だが、チーム試合数で規定投球回数に達し、防御率は5位と内容的には高橋と遜色がない。援護がない中でどこまで勝ち星を伸ばせるか注目だ。
救援では、ソフトバンクのドラフト1位ルーキー・甲斐野が、セットアッパーとして勝利の方程式を担っている。6月12日にプロ初登板で初勝利を挙げた日本ハムのドラフト1位ルーキー・吉田輝はどこまで追いかけるか。