ネット拡大に動いたWソックスに涙のアルモラJr.が賛辞 「彼らの動きは嬉しい」
ホワイトソックスがネット拡大に動き、カブスのアルモラJr.は球団の姿勢に賛辞
ファウルボールが少女に直撃するアクシデントでネット拡大の声が広がっていたが、ホワイトソックスがまず行動を起こしたようだ。安全面を優先した球団の動きに選手たちからは称賛の声が上がっている。米メディアが伝えている。
カブスのアルモラJr.が放った痛烈なライナーが少女を直撃する悲劇。チーム、選手、ファンに大きなショックを与えた出来事で、ファウルボールの危険を回避するネット拡大についての議論が巻き起こっていた。
そんな中、最初に動きを見せたのはホワイトソックスだった。地元紙「シカゴ・スポーツ」は「球界にとってポジティブなステップ」と見出しを付け、ネット拡大に動きを見せたホワイトソックスを称賛。記事ではカブスの選手たちも防護ネット拡大を支持している。
少女にライナーが直撃した直後に涙をみせていたアルモラJr.は「明らかに球界においてポジティブなステップだと思う。誰も腫れ、あざ、それ以上に酷い怪我を負って帰宅するべきじゃない。だから、防ぐために必要なことはするべきであり、彼らの動きは嬉しいよ」と称賛している。
これまで何度も議論されてきた中でようやく動き見せたことにマドン監督も「あのようなことが起こると動きが加速する。通常、何かが起こらないと進まないんだ」と語っている。
メジャーでは日本と比べ防御ネットの幅が狭く“臨場感”あるスタジアム観戦が醍醐味の一つとされている。悲惨な事件が起こったことで、ようやく安全面を最優先させる動きが出始めた。選手たちも野球場でこれ以上、ケガ人がでないことを願っている。
(Full-Count編集部)