中日松坂、復帰3戦目は6回7安打2失点 最多の108球 ドラ1根尾の失策救う場面も
2回には根尾の失策を契機に2死満塁とされるも、無失点に凌ぐ
中日の松坂大輔投手が21日、ナゴヤ球場でのウエスタン・リーグ広島戦に先発し、6回を投げて7安打1失点と好投した。復帰後最多となる107球を投げて、1軍昇格への準備を整えた。
3度目の実戦マウンドに上がった松坂。初回は庄司への四球、メヒアへの死球で2死一、二塁としたが、坂倉をチェンジアップで遊ゴロに仕留めて無失点。2回には1死から正随の遊ゴロを根尾が失策。続く羽月にはこの日最初の安打となる左前安打を浴び、2死から大盛にも右前安打を許した。2死満塁とされたものの、庄司を外角一杯へのスライダーで見逃し三振。窮地を脱した。
3回、先頭の小窪にこの日2つ目となる死球を与えると、1死から坂倉、サンタナ、正隋に3連打を浴びて1点を失い先制を許した。ただ、なおも1死満塁のピンチでは羽月、永井を打ち取り最少失点で切り抜けた。その裏、今季初めて立った打席は二ゴロに倒れた。
4回は先頭の大盛を空振り三振、庄司を左邪飛、小窪を右飛に打ち取り、この試合初めて3者凡退に封じた。5回先頭のメヒアに左前安打を浴びると、坂倉の一ゴロの間に走者は三塁へ。サンタナに中前安打を許して2点目を失った。正随を三ゴロ、羽月の初球で二塁走者のサンタナが飛び出して、挟殺となった。
松坂は5回を終えて97球に達していたが、6回もマウンドへ。羽月を遊ゴロ、永井を投ゴロ、大盛を左飛に切って取り、3者凡退に。この回でお役御免となり、6回裏の打席で代打を送られて降板。松坂は復帰後最長となる6回107球を投げて7安打2失点だった。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)