イチロー、3000安打達成の会見全文 「これからは感情を少しだけ見せられるように」

史上30人目の偉業達成、イチローが試合後の会見で語ったこととは…

 マーリンズのイチロー外野手が7日(日本時間8日)の敵地ロッキーズ戦でメジャー史上30人目の3000安打を達成した。試合後には記者会見を行い、穏やかな表情で偉業について振り返った。

 3000安打到達までの苦悩や、恩師の故・仰木彬元オリックス監督への思い、そしてチームメートやファンへの感謝の気持ち。イチローは3000安打という金字塔に到達して何を感じたのか。

――3000安打を達成した率直な気持ちから。

「この2週間強、ずいぶん犬みたいに年取ったんじゃないかと思うんですけど、あんなに達成した瞬間にチームメートたちが喜んでくれて、ファンの人たちが喜んでくれた。僕にとって3000という数字よりも僕が何かをすることで僕以外の人たちが喜んくれることが、今の僕にとって何より大事なことだということを再認識した瞬間でした」

――高く上がった打球。本塁打を狙ったのか?

「いやいや、全く狙ってないですよ。そりゃイメージでは、ホームランになったらいいなとかね、考えますけど、そんなに甘いもんではないというのも分かっていますし、ただ打球が上がった瞬間は越えてほしいと思いました。ただ、結果的には、三塁打で決めたというのはポール・モリターと僕ということだったので、結果的にはそのほうが良かったなというふうに思いました」

――116本目の三塁打で、福本豊さんの日本記録を抜く一打となった。

「そうでしたか。あぁ。まぁ福本さんですからね。ごめんなさい、としか言えないですよ」

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