右翼手がスコア勘違いの大失態で“笑撃”逆転サヨナラ…実況も唖然「なんてミス」
加藤豪将が同点の生還、そして…相手右翼手がとんでもないボーンヘッドでサヨナラ
ヤンキース傘下3Aスクラントンが収めた“笑劇の逆転サヨナラ勝ち”の反響が広がっている。19日(日本時間20日)のオリオールズ傘下3Aノーフォーク戦で、相手外野手がスコアを勘違いして打球を急いで追わず、最後はスタンドにボールを投げ入れる“大失態”。二塁走者の加藤豪将内野手が同点のホームを踏んだあと、打者走者も生還してゲームセットなった。MiLB公式インスタグラムはこの場面の動画を公開しているが、実況も「なんというミス」「アンビリーバブル」と驚きを隠せなかった。
とんでもないボーンヘッドだった。スクラントンが1点を追う延長10回。タイブレーク制で迎えた無死二塁の場面で、バレラが右翼線へ飛球を放った。代走で出場した二塁走者の加藤は悠々と同点のホームイン。しかし、これだけでは終わらなかった。
サヨナラ負けと勘違いしたのか、右翼手は打球をゆっくりと追う。そして、最後はスタンドにボールを投げ入れてしまった。全力疾走ですでに三塁を回っていた打者走者のバレラは、そのままサヨナラのホームイン。相手捕手は両手を膝について落胆し、右翼手もボールを投げ入れたあとにことの重大さに気付いてすぐに振り返ったが、時すでに遅しだった。
その瞬間、試合を中継していた実況は「二塁には同点の走者としてカトウ。カウント1-0からバレラへの投球。右翼線です。フェアーになります。ゴウスケ・カトウがホームインします」と伝えたあと「(右翼手の)アンダーソン・フェリスがジョギングしています! バレラはまだ走っています! バレラが二塁、そして三塁を回ります! バレラがホームに生還です! レイルライダースが勝ちました!」と大興奮で伝えた。
さらに「アンダーソン・フェリスは試合終了だと思っていました。彼はワーニングトラックでボールを拾い、スタンドに投げ込んでしまいました。なんというミスでしょう! そしてレイルライダース(スクラントン)にとって、なんという勝利でしょうか! 全て同時の出来事です! アンビリーバブルです! カトウは得点するところでした。そして、バレラは二塁打になるところでした。その代わりに、彼は一周回ってきます。現実とは思えません」と絶叫。信じられない幕切れに興奮は収まらなかった。
とんでもないボーンヘッドでの劇的なサヨナラ勝ち。相手にとっては悔やんでも悔やみきれない敗戦となった。
(Full-Count編集部)