日ハム大谷翔平の先発復帰決まらず、指揮官は14日楽天戦を回避の意向
「未確定要素が多すぎる」と栗山監督、好調続く“打者”専念も否定
日本ハムの栗山英樹監督が9日、大谷翔平投手を14日楽天戦(コボスタ宮城)での先発登板を回避させる意向を示した。
大谷は7月10日のロッテ戦(札幌ドーム)での投球中に右手中指のマメをつぶした。同24日のオリックス戦(札幌ドーム)で中継ぎ調整したものの、投球フォームは崩れるなど本来の状態には程遠く、野手としての出場が続いている。
7日に続き、9日も試合前練習でブルペン入りしたが、栗山監督は14日の楽天戦(札幌ドーム)での先発登板復帰に否定的な見解を示した。
「今日の(ブルペンでの)結果次第だけど。それは(先発)出来たらうれしいよ。ただ、今日(の試合で中継ぎで)いかないと。今日ブルペンでは無理だろう。(今週中の)どこかで投げさせるけど、どこで投げられるか。しっかり準備をさせないと。本当に未確定要素が多すぎる」
野手としては9日の試合前まで、打率.360、16本塁打、43打点、OPS1.156。オールスター後の22試合は打率.429、6本塁打、16打点、OPS1.347と抜群の成績を残している。打者・大谷として十分すぎるチーム貢献を見せているが、「これで野手でずっと使おうと思うんだったら、最初から二刀流でやらせていない。試合が勝ちやすくなるのは先発投手だから」と1日でも早い投手・大谷の復帰を待ち望んでいる。
「ちゃんとやってくれないと困る。まずはマウンドの傾斜に合わせないといけないし。信じてやるしかない。オレは決めている。ここで行くぞという日を。ただ、何回か決めて弾かれてきているからね」
今後も「先発投手・大谷」の復帰を慎重に見極めていくこととなりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count