米ドラフト全体1位の“満塁敬遠男”、史上最高8億7000万円で契約
11年ドラフト全体1位で指名されたコールの8億5800万円を上回った
オリオールズは24日(日本時間25日)、ドラフト1巡目(全体1位)で指名したアドリー・ラッチマン捕手(オレゴン州立大)と合意したと発表した。また、25日(同26日)に記者会見を行うと球団公式ツイッターで伝えた。
MLB公式サイトの若手有望株格付けコーナー「MLBパイプライン」のジム・キャリス記者によると、契約金は810万ドル(約8億7000万円)。11年ドラフトでパイレーツから1巡目(全体1位)で指名されたゲリット・コール(現アストロズ)の契約金800万ドル(約8億5800万円)を上回り、MLB史上最高額を更新した。
両打ち捕手のラッチマンは2018年シーズンに102安打、83打点を記録。これはジャコビー・エルズベリー(現ヤンキース)を抜いて大学記録だった。また、同年のカレッジ・ワールドシリーズ(CWS)で記録した17安打13得点はCWS歴代最多記録だった。同年の日米大学野球では西武のドラフト1位、松本航から安打を放つなど18打数6安打をマーク。5月31日(同1日)に行われたシンシナティ大戦の7回無死満塁の打席で申告敬遠されたことで話題となった。捕手の全体1位は2001年のジョー・マウアー以来だった。
(Full-Count編集部)