日本ハムが今季7度目の完封負け「(打線は)必ず上がってくる」と指揮官

先発転向・増井は7回2失点も黒星、栗山監督「勝たせたくて必死になったが…」

 日本ハムの栗山英樹監督が11日の西武戦(札幌ドーム)で今季7度目の完封負けを喫し、敗戦の悔しさをにじませた。

 西武先発の多和田に初回1死二塁の先制機で大谷、中田が凡退。3回2死三塁の好機も生かせず、5回から8回まで4イニング連続で3者凡退に抑えられた。わずか3安打。攻略の糸口もつかめなかった。「(多和田は)素晴らしい投手。ただ、もう『素晴らしかった』で終わる時期ではない。誰が悪いというか、点が入らなかったらオレが一番悪い」と自身を責めた。

 抑えから先発転向した増井は、最速151キロの直球を軸に7回を投げて118球、5安打8奪三振4四球2失点の好投。味方の援護に恵まれず“先発初黒星”を喫したが、 5回無失点だった4日のロッテ戦(QVCマリン)に続き結果を出した。「優勝するために先発でいってもらっている。球数が110球を超えたら、どうなるか気になっていたが、スピードガン以上にボールが来ていた。先発として素晴らしい投球だった。だから余計に勝たせたくて必死になったが…(増井は)素晴らしかった」。今後も先発ローテの一角としての活躍を期待した。

 大谷の連続試合出塁も25でストップ。首位・ホークスも敗れたため3ゲーム差のままだったのが救いだ。

「連敗しない、明日負けないようにするだけ。相手が負けたとか関係ない。疲れているのは分かるが今が頑張り時。(大谷の打撃)内容は悪くない。打線は苦しい時だが、必ず上がってくる」。

 12日からの楽天3連戦(コボスタ宮城)へ向けて気持ちを切り替えていた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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