イチロー3000安打、ジ軍所属の元同僚も驚嘆「彼のすべてが参考になる」

日米4000安打はダグアウトで見守る、「人生の中で最も思い出深いことの1つ」

 イチロー外野手が所属するマーリンズは10日(日本時間11日)まで本拠地で強豪ジャイアンツと3連戦を戦い、1勝2敗で終えた。7日(同8日)の敵地ロッキーズ戦で史上3000安打を達成したイチローはその第3戦に「6番・ライト」でスタメン出場。2試合ぶりの先発で4打数2安打、今季19度目のマルチヒットを放つ活躍を見せたが、チームは0-1で敗れた。

 そんな中、ナ・リーグ西地区首位の相手チームに所属する元同僚がイチローの金字塔に驚嘆の声を漏らしている。ジャイアンツの公式サイトが伝えている。

 史上最速タイの16シーズン目で3000安打に到達したイチローに賛辞を贈っているのはエデュアルド・ヌネス。ツインズに所属した前半戦で好調を維持し、自身初のオールスターに選出。ツインズで打率.296、12本塁打、47打点と結果を残すと、7月末にジャイアンツへトレードで移籍した。そんな29歳は2010年から13年までヤンキースに所属。一時期、イチローとチームメートだった。

 記事ではイチローがヤンキース時代の2013年に日米通算4000安打を達成した際に、同選手がダグアウトにいたことを紹介。ヌネスは「彼はアメージングだ。記録に値する人だよ」と驚嘆し、「(4000安打達成は)素晴らしい瞬間だった。僕の人生の中で最も思い出深いことの1つだよ」と振り返っているという。

 記事によると、ヌネスはイチローとともにプレーした際に可能な限り多くのことを吸収しようとしたそうで、最も驚かされたのはそのストレッチや体調管理だったという。同選手は記事の中でそれらをヒット量産の要因の一つに挙げ、「彼がどう考え、準備し、競ってきたのか。どのように彼の心が働いているのか。すべて参考になるはずだよ」と語っている。

 若く有能な選手が集うマーリンズにおいて「お手本」としても期待されているイチローだが、これまでもその野球に取り組む姿勢やパフォーマンスによって数多くの選手を魅了してきたようだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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