日ハムドラ1吉田輝、左腰の張りで1軍離れる 栗山監督「1回引いた方がいいという判断」
栗山監督は慎重「何かが気になるなら今はやらない方がいい」
日本ハムのドラフト1位ルーキー、吉田輝星投手が30日、左腰の張りのため、1軍を離れることになった。本拠地ソフトバンク戦前に栗山英樹監督が明らかにした。
6月12日広島戦(札幌ドーム)で初登板初勝利を挙げるなど今季2試合に先発したルーキーは、2日から始まる9連戦でも先発することが見込まれていた。栗山監督は「腰のことがあって、昨日からいろいろやっていたんだけど、1回引いた方がいいという判断をした。(1軍の先発で)行かせたかったんだけど、フレッシュ(オールスター)もあるので。何度も言うようにいつも体を確認していたのはそういうこと。今日、練習が終わってから(鎌ヶ谷の2軍施設に)帰す」と説明した。
谷一郎ヘッドトレーナーによると、左腰の張りを訴えたのは2日ほど前。「朝起きて、こちらに来て、動き出したら腰の違和感があるとうことでした」と言う。1日には関東の病院で診察を受ける予定。11日に控えるフレッシュオールスターへの影響について谷ヘッドトレーナーは「状態次第です。今のところは何かそれで大きく制限をかけることはないのかなと思っています。ただ、診察次第でなるかもわからないです」と見通しを語った。
栗山監督は「そんな重いものではないけど、何かが気になるなら今はやらない方がいい。すごく我慢してやっちゃう可能性もあるじゃない。でも、それによってピッチャーは体がすぐ壊れてしまう可能性があるから」と慎重に判断を下した経緯を説明した。
「これを吉田輝星がどう捉えて、どうしていくのか。ちゃんとした理由を(本人に)話したけど、信じていくしかない」と話した。この日、札幌ドームに姿を見せた吉田輝は全体練習には参加せず、ウエートトレーニングなどで別メニューで体を動かした。練習後に鎌ヶ谷に移動する。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)